
赤ちゃんがミルクを飲んだあと、よく吐き戻しちゃうんだけど、大丈夫なの?

赤ちゃんの吐き戻しは、ほとんどの場合、心配いらない現象だぜ。でも、いくつか注意すべきポイントもあるから、しっかり解説するな!

そうなの!? 吐いちゃうと『ちゃんと飲めてないのかな?』って不安になるんだけど……

大丈夫だぜ。この記事では、赤ちゃんのミルク吐き戻しの原因と対策、そして病院に行くべきケースまで詳しく解説するから、安心して読んでくれ!
赤ちゃんの吐き戻しの原因
1. 赤ちゃんの胃の形が未発達だから
赤ちゃんの胃は大人とは違い、ストローのような縦長の形をしています。そのため、ミルクが逆流しやすく、飲んだ後に少しの刺激で口から戻ってしまうことがあります。
また、胃の入り口にある**下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)**がまだ未発達で、完全に閉まらないため、ミルクが逆流しやすくなるのです。
2. 飲みすぎ・空気の飲み込みすぎ
赤ちゃんが一度に大量のミルクを飲みすぎると、胃がパンパンになって溢れてしまいます。これは、母乳でもミルクでも同じです。
また、空気を一緒に飲み込んでしまうと、げっぷと一緒にミルクも出てしまうことがあります。特に哺乳瓶の乳首が赤ちゃんの口に合っていないと、空気を飲み込みやすくなるので注意しましょう。
3. 体勢が悪いと逆流しやすい
ミルクを飲んだ後にすぐ寝かせると、胃の中のミルクが喉の方へ戻りやすくなります。特に、仰向けのままだと重力の影響でミルクが逆流しやすくなるので注意が必要です。
4. アレルギーや病気が原因の場合も
通常の吐き戻しは問題ありませんが、まれにミルクアレルギーや**胃食道逆流症(GERD)**が原因の場合もあります。以下のような症状がある場合は、医師に相談しましょう。
✅ 吐き戻しの量が異常に多い(毎回ほぼ全部吐いてしまう)
✅ 体重が増えない、もしくは減ってしまう
✅ 血が混ざったミルクや、緑色・黄色の吐物が出る
✅ 強く噴き出すように吐く(幽門狭窄症の可能性)
✅ 苦しそうに泣く、授乳後に不機嫌が続く
赤ちゃんの吐き戻しを減らす対策

吐き戻しってよくあることだってわかったけど、できるだけ減らす方法ってあるの?

もちろんあるぜ! ちょっとした工夫で吐き戻しを減らせるから、いくつか対策を紹介するな!
1. 授乳後は縦抱きにして落ち着かせる
授乳後にすぐ仰向けに寝かせると、ミルクが逆流しやすくなります。飲んだ後は10〜20分ほど縦抱きにして、ミルクが胃にしっかり落ち着くまで待ちましょう。
また、縦抱きにすることでげっぷが出やすくなり、飲み込んだ空気をスムーズに排出できるようになります。
2. こまめなげっぷで空気を抜く
ミルクを飲んでいる最中に空気を一緒に飲み込んでしまうと、胃が圧迫されてミルクが逆流しやすくなります。
🔹 げっぷを出しやすくする方法
✅ 授乳の途中で1回、飲み終わった後に1回げっぷをさせる
✅ 肩に赤ちゃんを乗せて、背中を優しくトントンする
✅ 膝の上に座らせるようにして背中をさする
3. 授乳の姿勢を見直す
赤ちゃんの授乳姿勢によっては、空気を多く飲み込んでしまい、吐き戻しが増えることがあります。
✅ 頭を少し高めにして、斜め上を向くようにする
✅ 哺乳瓶を水平にせず、乳首全体がミルクで満たされる角度にする
✅ 赤ちゃんの口がしっかり乳首をくわえているか確認する
4. ミルクの量を調整する
赤ちゃんが一度にたくさん飲みすぎると、胃に入りきらずに吐き戻してしまいます。
🔹 ミルクの量を適切に調整するポイント
✅ 赤ちゃんの月齢に合った適量を守る(※パッケージの目安を確認)
✅ ミルクを一気に飲ませず、途中で休憩を入れる
✅ 授乳間隔を見直し、無理に飲ませない
5. すぐに動かさず、落ち着かせる
授乳直後に赤ちゃんをすぐに寝かせたり、激しく動かしたりすると、胃の中のミルクが揺れて吐き戻しやすくなります。
✅ 授乳後30分くらいはゆっくり過ごす
✅ 腹圧がかからないよう、きつい服やおむつを避ける
✅ ミルク後はおむつ替えをなるべく避け、必要なら慎重に行う
6. 赤ちゃんの寝る姿勢を工夫する
寝るときの姿勢によっても、ミルクが逆流しやすくなることがあります。
✅ 頭を少し高くする(ベビー枕などを活用)
✅ 右向きに寝かせる(胃の構造的に逆流しにくい)
✅ うつぶせ寝は窒息のリスクがあるため避ける
病院へ行くべき吐き戻しのサイン

吐き戻しってよくあることだけど、どんなときに病院に行けばいいの?

普通の吐き戻しなら心配いらないけど、いつもと違うサインがあれば注意が必要だぜ!
1. 吐く量が異常に多い・頻繁に吐く
通常の吐き戻しは、飲んだミルクの一部が少し口から出る程度です。しかし、以下のような場合は注意が必要です。
✅ 1日のうちに何度も大量に吐く
✅ ほぼ毎回の授乳後に大量に吐き戻す
✅ 飲んだミルクのほとんどを吐いてしまう
これらのケースでは、赤ちゃんが十分な栄養を吸収できていない可能性があります。
2. 噴水のように勢いよく吐く(幽門狭窄症の可能性)
赤ちゃんが「ピューッ」と噴き出すように吐く場合、幽門狭窄症(ゆうもんきょうさくしょう)という病気の可能性があります。
この病気は胃から腸へミルクが流れにくくなるため、赤ちゃんがうまく消化できずに勢いよく吐いてしまうのが特徴です。
🔹 幽門狭窄症のチェックポイント
✅ 生後2~3週間頃から突然噴水のように吐く
✅ お腹が減ってすぐにまたミルクを欲しがる
✅ 便の量が減り、尿の回数も少ない
3. 吐いたものの色が異常(血や緑・黄色の吐物)
吐き戻しのミルクの色がいつもと違う場合、何らかの異常が考えられます。
✅ 赤っぽい or 茶色っぽい → 胃や食道からの出血の可能性
✅ 緑色 or 黄色 → 腸閉塞の可能性(胆汁が逆流している)
4. 吐いた後に苦しそうに泣く・顔色が悪い
通常の吐き戻しなら、赤ちゃんはケロッとしていることが多いです。しかし、以下のような様子が見られる場合は注意が必要です。
✅ 吐いた後に泣き止まない、苦しそうに泣く
✅ 顔色が青白い、または唇が紫っぽい
✅ 呼吸が荒く、ゼーゼーしている
これらの症状がある場合は、**胃食道逆流症(GERD)**や、**誤嚥(ごえん:ミルクが気管に入る)**の可能性があります。
5. 体重が増えない・減ってしまう
赤ちゃんの体重は、健康のバロメーターです。通常、生後3ヶ月頃までは1週間に約150〜200gずつ増えるのが理想的とされています。
✅ 体重が増えない or 減っている
✅ 母乳やミルクを飲む量が減ってきた
✅ 元気がなく、ぐったりしている
病院に行くタイミングのまとめ
症状 | 病院へ行く目安 |
---|---|
1日のうちに何度も大量に吐く | 早めに相談 |
毎回ほぼ全部吐く | 受診を検討 |
噴水のように吐く | すぐ受診! |
吐いたミルクが赤・緑・黄色 | 至急受診! |
吐いた後に苦しそうに泣く | すぐ受診! |
体重が増えない or 減っている | 早めに相談 |

なるほど! 普段の吐き戻しと、病院へ行くべきケースの違いがわかったよ!

そうだな! 赤ちゃんの機嫌や成長を見ながら、必要なら医師に相談するのが大事だぜ!
まとめ|赤ちゃんの吐き戻しは成長とともに落ち着く!

結局のところ、吐き戻しっていつまで続くの?

赤ちゃんの胃が発達してくる生後6ヶ月〜1歳頃には、自然と減っていくことが多いぜ!

じゃあ、それまでは焦らず対策しながら見守るのが大事なんだね。

その通り! ちょっとした工夫で吐き戻しを減らせるから、今回紹介した対策を試してみてくれ!

今日も勉強になった! さっそく実践してみるよ!

赤ちゃんの成長は個人差があるから、焦らずに見守っていこうな!
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