2026年8月8日(土)の札幌11R・エルムステークス(GIII)を、連対(1~2着)目線で予想します。結論は、近2走の内容、57kg、5枠5番の運びやすさ、最終追い切りを総合して、テーオーパスワードを本命にしました。
結論の要点
- ◎本命:5番 テーオーパスワード
- ○対抗:8番 ウェイワードアクト
- ▲単穴:9番 ヒルノハンブルク
- △連下:3番 ルクソールカフェ、11番 ペリエール、2番 レヴォントゥレット
- 想定ペース:M(平均)。序盤だけM~H寄り
エルムステークス2026の結論
◎本命:5枠5番 テーオーパスワード
前々走オアシスS2着、前走アハルテケS1着とオープンクラスで連続連対。5番枠なら内の先行馬を前に置き、外から進出するウェイワードアクトを見ながら好位を取れます。初の札幌ダート1700mは課題ですが、近走の安定感、57kg、先行持続力、追い切り内容のバランスを評価し、連対軸に据えます。
○対抗:7枠8番 ウェイワードアクト
前走マリーンSは初の1700mで先手を取り、後続に3馬身1/2差をつけて快勝しました。JRAの出走馬情報も「前走圧巻の逃げ切り」と紹介しています。11頭立てなら外寄りの枠による距離損は限定的で、単騎に近い形へ持ち込めれば札幌の短い直線を味方に粘り込めると見ます。
「前走のマリーンSは逃げて3馬身1/2差の快勝。」
▲単穴:7枠9番 ヒルノハンブルク
函館ダート1700mの大沼S、マリーンSで2戦連続3着。8番ウェイワードアクトの直後を追走できる並びは好材料です。先行争いに加わらず好位外で脚をため、3~4コーナーから動ければ、前走から着差を詰めて2着へ浮上する可能性があります。
△連下3頭
- 3枠3番 ルクソールカフェ:武蔵野S勝ち、サウジC5着の能力は上位。ダートに戻り、内枠でロスを抑えられれば巻き返し可能です。58kgと初の札幌1700mは割引材料です。
- 8枠11番 ペリエール:2025年のエルムS勝ち馬で、北海道シリーズ3戦3勝。大外枠と58kg、近3走未連対は課題ですが、舞台適性を無視できません。
- 2枠2番 レヴォントゥレット:函館ダート1700mで2戦連続2着。内枠から逃げ馬の直後を確保できれば、勝ち切れなくても2着候補としてしぶとい存在です。
レースのポイント3つ
1.札幌ダート1700mは序盤の位置取りが重要
札幌ダート1700mはスタートから1コーナーまでが短く、先行争いが続いたまま最初のコーナーへ入ることがあります。一方、コーナーは大きく緩やかで、直線は264.3m。単純な前残りだけでなく、序盤に脚を使いすぎない好位勢の持続力が問われます。
「スタートから1コーナーまでの距離は約240メートルと短く」
2.4~5歳と前走好走馬を重視
JRAの2026年データ分析では、過去10年の連対馬20頭のうち16頭が4歳か5歳でした。また、3着以内馬30頭のうち23頭は前走4着以内です。本命のテーオーパスワードは5歳で前走1着、単穴のヒルノハンブルクは4歳で前走3着。対抗のウェイワードアクトも前走1着で、今回の評価と合致します。
3.函館1700m組の実戦適性
同じ北海道シリーズの函館ダート1700mで好走してきた馬は、平坦な小回りと短い直線への適性を示しています。ウェイワードアクト、ヒルノハンブルク、レヴォントゥレットは直近の函館1700mで好走。札幌替わりでも位置を取りやすい点を評価します。
JRAは、直近8年の勝ち馬8頭のうち7頭が同年の函館で連対していたと分析しています。該当馬を機械的に買うのではなく、枠順と隊列を重ねて評価することが重要です。
馬場状態の見方
公開時点のJRA出馬表は「晴・ダート良」の表示です。ただし、これは発走前に変わる可能性があります。良馬場なら好位で長く脚を使える馬を中心に、雨で時計が速くなる場合は、前へ行けるウェイワードアクトとレヴォントゥレットの比重を上げたいところです。
極端な追い込み馬は、短い直線だけで差し切るのが難しいため、3コーナーまでに射程圏へ入れるかがポイントです。馬場が想定より重く、前半から速い流れになった場合は、ヴァルツァーシャルの差し脚が浮上します。
展開予想(枠順×脚質)
| 位置 | 想定馬 |
|---|---|
| 逃げ | 8番ウェイワードアクト |
| 逃げ直後・先行 | 2番レヴォントゥレット、4番ナチュラルライズ、7番テーオードレフォン |
| 好位 | 5番テーオーパスワード、9番ヒルノハンブルク、3番ルクソールカフェ |
| 中団 | 1番アクションプラン、10番オメガギネス、11番ペリエール |
| 差し・後方 | 6番ヴァルツァーシャル |
ペース想定:M
8番ウェイワードアクトが外から先手を主張し、2番レヴォントゥレットと4番ナチュラルライズが内から前を取る形を想定します。1コーナーまでの約240mは速くなりやすいものの、8番が先頭を取り切れば向正面で流れは落ち着き、全体はMペースと見ます。
残り600m付近から外の9番ヒルノハンブルク、10番オメガギネス、11番ペリエールが進出。5番テーオーパスワードもそれに合わせて動き、直線の瞬発力だけではなく3~4コーナーからの持続力勝負になる想定です。
有利・不利になりそうな位置
最も運びやすいのは、逃げ馬を見ながら内外の動きに対応できる2~5番の好位勢です。特に5番テーオーパスワードは、内の先行馬を前に置き、8番の出方を確認できます。反対に10番オメガギネスと11番ペリエールは、中団外を回り続けると距離損が大きくなります。
全11頭の評価
近走はJRA公式出馬表を基礎に、脚質、距離適性、枠順、斤量、調整過程を組み合わせて評価しました。調教評価は時計だけでなく、負荷、反応、余力、前走時との比較を重視しています。
| 印・馬名 | 枠・馬番/騎手・斤量 | 脚質 | 近走・適性の要点 | 調教 | 不安材料 | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| アクションプラン | 1枠1番 浜中俊・57kg |
先行~差し | マーチS、総武Sで2着。内枠は好材料 | A- | 平安S14着からの立て直し | B |
| △レヴォントゥレット | 2枠2番 北村友一・57kg |
逃げ~先行 | 函館1700mで2戦連続2着 | B- | 2026年8戦目で上積みは限定的 | B |
| △ルクソールカフェ | 3枠3番 岩田望来・58kg |
先行~差し | 武蔵野S勝ち。ダート戻り | A | 初札幌、58kg、集中面 | A |
| ナチュラルライズ | 4枠4番 横山武史・59kg |
先行 | 札幌1700mの新馬戦を6馬身差勝ち | A- | 59kg、古馬混合で近走着外 | B |
| ◎テーオーパスワード | 5枠5番 松山弘平・57kg |
先行 | オープンで1着、2着。枠と斤量も良い | S | 札幌、1700mとも初 | A |
| ヴァルツァーシャル | 6枠6番 斎藤新・57kg |
差し~追込 | 平安S2着。末脚は上位 | B | 短い直線で位置取りが後ろ | B |
| テーオードレフォン | 6枠7番 古川吉洋・57kg |
逃げ~先行 | 2024年エルムS3着 | C+ | 近走内容と反応に上積み乏しい | C |
| ○ウェイワードアクト | 7枠8番 舟山瑠泉・57kg |
逃げ | マリーンSを3馬身1/2差で逃げ切り | B+ | 外から先手を取る際の消耗 | A |
| ▲ヒルノハンブルク | 7枠9番 池添謙一・57kg |
先行~差し | 函館1700mで2戦連続3着 | A | 外を回すと距離損 | A |
| オメガギネス | 8枠10番 岩田康誠・57kg |
先行~差し | 重賞2着3回、能力は上位 | A- | 約4か月半ぶり、初1700m | B |
| △ペリエール | 8枠11番 佐々木大輔・58kg |
先行~差し | 2025年覇者。北海道3戦3勝 | A- | 大外、58kg、近3走未連対 | B |
印ごとの深掘り
◎5番テーオーパスワード:近走、斤量、枠、調教の総合力
前々走オアシスSはダート1600mで2着、前走アハルテケSは4馬身差の快勝。先行して長く脚を使う競馬が安定してきました。57kgで出走できる点も、58kgのルクソールカフェとペリエール、59kgのナチュラルライズに対する利点です。
1週前は栗東CWで負荷をかけ、最終追い切りは函館で余力を残す調整。速い時計だけを評価するのではなく、輸送後も大きく乱れず、前走の状態を維持できている点を重視します。初の札幌1700mで位置を下げると危険ですが、5番枠なら逃げ馬を追いかけすぎず、2列目で運べます。人気順ではなく、連対条件のそろい方から本命です。
○8番ウェイワードアクト:単騎逃げなら押し切りまで
前走マリーンSは1分42秒8で逃げ切り。初の1700mに対応し、後続を大きく離した内容は高く評価できます。今回は前走58kgから57kg。ブリンカー着用後の安定感もあり、11頭立てなら外枠でも自分の形を作りやすいでしょう。
最終追い切りは大幅な上積みを狙うより、函館滞在で好調を維持する内容と判断します。不安は2番、4番、7番との先行争い。序盤に競られると好位勢の目標になりますが、1コーナーまでに先頭へ立てれば連対候補の筆頭です。
▲9番ヒルノハンブルク:前走組の逆転候補
上賀茂S勝ち後、大沼SとマリーンSで連続3着。函館1700mのオープン級の流れを経験し、前々で崩れていません。8番の直後を取れる枠順は、先行争いを避けながら流れに乗るうえで好都合です。
最終追い切りは負荷をかけながら併走馬に食らいつく内容。前2走は勝ち馬から0秒8差で、勝ち切るにはもう一段必要ですが、4歳の上昇余地と展開利から2着への浮上を狙います。
△3番ルクソールカフェ:能力上位のダート戻り
2025年武蔵野S勝ち、2026年サウジC5着。安田記念11着は初芝で、実績あるダートへ戻る今回は見直せます。内枠で折り合い、砂を気にせず運べれば能力は上位です。調教は力強さを評価できる一方、集中面には注意。58kgと初コースも考慮し、軸ではなく相手とします。
△11番ペリエール:前年覇者の舞台適性
2025年のエルムSは好位から抜け出して2馬身1/2差の勝利。函館を含む北海道シリーズは3戦3勝で、この条件への適性はメンバー上位です。最終追い切りは強く追わずに態勢を整えた内容。58kgと大外枠、近3走で連対がない点から、早めに内へ入れられることを好走条件とします。
△2番レヴォントゥレット:内枠から2着残りを警戒
大沼SとマリーンSで連続2着。2番枠からウェイワードアクトを行かせ、その直後へ収まる形が理想です。使われてきた疲労と調教の反応には注意が必要ですが、小回り1700mへの実戦適性は明確。馬連とワイドの相手に残します。
買い目
本命5番を連対軸とし、馬連・ワイドは相手5頭へ。三連複は対抗8番と単穴9番を2列目に置き、点数を7点に抑えます。
馬連:5点
- 本線:5-8、5-9
- 押さえ:3-5、5-11、2-5
ワイド:5点
- 本線:5-8、5-9
- 押さえ:3-5、5-11、2-5
三連複フォーメーション:7点
- 1列目:5
- 2列目:8、9
- 3列目:2、3、8、9、11
5-8-9、2-5-8、3-5-8、5-8-11、2-5-9、3-5-9、5-9-11
良馬場で8番が単騎逃げに持ち込めそうなら5-8を厚めに。予想以上に序盤が速くなり、差しが届く馬場なら5-9と3番を含む組み合わせの比重を上げます。オッズが点数に見合わない場合は見送りも選択肢です。
関連記事から買い方を確認
印と買い目は別物です。軸馬を何着以内まで信頼するかで券種を選ぶと、根拠の薄い買い足しを避けやすくなります。
「馬連は本命が2着以内に来る読みと相性が良い馬券です。」
「ワイドは本命の3着以内を評価する馬券です。」
「三連複は相手を広げるほど点数が膨らみます。」
枠順、脚質、馬場、追い切りをどう組み合わせるかは、競馬予想の基本|枠順・脚質・馬場・追い切りの見方で初心者向けに解説しています。
最終結論
◎5番テーオーパスワードを連対軸とし、○8番ウェイワードアクト、▲9番ヒルノハンブルクを本線にします。5番は初の札幌1700mという不安を抱えますが、近2走の安定、57kg、5番枠、先行持続力、状態面を総合すると、1~2着狙いで最もバランスが取れています。
相手は、単騎逃げなら粘れる8番と、逃げ馬の直後で運べる9番が中心。3番、11番、2番は、能力、舞台適性、位置取りのいずれかに明確な買い材料があるため連下に残します。
参照情報
- JRA「2026年8月8日 1回札幌5日11R 第31回エルムステークス 出馬表」(2026年8月7日確認)
- JRA「エルムステークス 出走馬情報」(2026年8月7日確認)
- JRA「エルムステークス データ分析」(2026年8月7日確認)
- JRA「エルムステークス 歴史・コース」(2026年8月7日確認)
- JRA「エルムステークス 調教動画ほか」(2026年8月7日確認)
- JRA「札幌競馬場 コース紹介」(2026年8月7日確認)
- netkeiba「エルムステークス2026特集」(2026年8月7日確認)
各媒体の文章は長文転載せず、公式成績、コースデータ、調教情報の要点を照合したうえで、独自に枠順・脚質・展開を分析しています。引用部分は出典を明記しています。
馬券購入に関する注意
本記事は予想と分析の記録であり、的中や利益を保証するものではありません。馬券は20歳になってから、無理のない範囲でお楽しみください。最終的な購入判断はご自身の責任で行い、出走取消・馬場・オッズなどの最新情報はJRA公式サイトで確認してください。


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