結論
本命:2枠2番 エムズビギン(重賞初挑戦でも素質◎。大型馬でパワーがあり荒れた芝も苦にしない。デビュー2戦目で危なげなく初勝利。川田騎手との新コンビで潜在能力を信頼)
対抗:4枠4番 ゴーイントゥスカイ(前走GIIIで0.2秒差3着と好走。外枠から終始外々を回されても粘り、長く良い脚が使えるタイプ。広い外回りコース替わりは大歓迎で、調教でも鋭い伸びを披露)
単穴:1枠1番 ゾロアストロ(東スポ2歳S2着など重賞実績上位。初の右回りと長距離輸送が課題だが、坂路中心に負荷をかけた最終追い切りで力強さ十分。秘めたポテンシャルで未知の条件克服を期待)
連下①:8枠9番 ローベルクランツ(東スポ杯では入れ込み敗退も、放牧を挟んで馬体成長。松山騎手の評価も高く巻き返し警戒)
連下②:8枠8番 ショウナンガルフ(札幌2歳Sの勝ち馬で実力上位。前走GⅠは+20kgの太目残りで大敗し体を絞る今回は別馬のはず。ワンターンの京都適性が鍵)
連下③:6枠6番 コレオシークエンス(新馬戦を逃げ切り圧勝。浜中騎手が2週連続で追い切りに騎乗し好感触。大きなストライドで長く良い脚を使えそう。一気の重賞制覇も狙える素質馬)
【レースのポイント】
- コース特徴/勝ちパターン: 京都芝1800m(外回り)はスタートから3コーナーまで約900mと長く、前半でポジション争いが激化しにくい。一方、3コーナーに坂の頂上があり、そこから下り坂で一気にペースアップ。瞬発力と持続力を兼ね備えた馬が好走しやすく、直線も平坦で高速決着になりやすい。枠順の有利差は小さいが、持久力勝負になれば底力ある血統が台頭する。
- 馬場の影響: 当日は良馬場見込み。今週からBコース使用で内柵沿いの傷みはカバーされたが、正面直線の内側は荒れ気味。先週まで外差し傾向が強く、差し・追い込み勢が伸びやすいコンディション。パワー型の馬や欧州血統にも警戒。高速馬場適性とともに荒れ芝への対応力も求められる。
- 展開のカギ: 少頭数ながら逃げ先行タイプが多く、平均ペースを想定。新馬戦を逃げ圧勝したコレオシークエンスがハナを主張しそう。外枠のローベルクランツも行きたがる可能性あり、エムズビギンやストームゲイルも好位を狙う。前半ある程度流れても淀みない流れで、下り坂からのロングスパート戦に。先行勢は早めに仕掛けると粘り込み、差し勢も直線外から届く展開で、勝負所の位置取りと仕掛けどころが明暗を分ける。
【展開予想】
- 想定隊列: [[逃げ]]コレオシークエンスが主張。続いてストームゲイル、ローベルクランツが先行し、エムズビギンも好位のインで折り合いを図る。ゴーイントゥスカイとショウナンガルフが中団やや前で追走。ゾロアストロは中団後方につけ、ラフターラインズとサトノアイボリーは後方から末脚勝負。
- ペース判断: 過度なスローペースにはならない見込み。逃げ馬が若く経験浅いため淡々と運ぶが、各馬早めにポジションを上げて3〜4コーナーでペースアップしミドルペースからの持久戦に移行すると見る。
- 有利不利: 外差し馬場のため内枠勢は直線で馬場の良い中~外目に持ち出す必要。道中インで脚を溜められる先行馬と、外めをスムーズに進出できる差し馬が有利。瞬発力勝負になりすぎると切れ負けする持久型は不利。
【有力馬の評価】
| 馬名(印) | 枠・馬番 | 脚質 | 近走要点 | コース距離適性 | 馬場適性 | 調教評価 | 不安材料 | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エムズビギン(◎) | 2枠2番 | 先行 | 2戦1勝。新馬戦2着後、中10週で挑んだ未勝利戦を楽勝し素質開花。セレクトセール5億9000万円の高額馬で注目度大。 | 芝1800◎:初戦から中距離で好走。スタミナ十分で京都も合う | 良馬場◎・荒れ芝◎:パワーあり荒れ馬場でも影響少ない。時計勝負も対応可 | A(絶好) | 重賞初挑戦でメンバー強化。キャリア2戦の若さと瞬発力勝負になった場合の切れ負けが課題 | A |
| ゴーイントゥスカイ(○) | 4枠4番 | 先行 | 新馬戦1着→京都2歳Sで0.2秒差3着と連対圏僅差。前走は外枠不利を跳ね除け内容秀逸。 | 芝1800◎:前走は内回り2000mで好走。大跳びで京都外回り替わり歓迎 | 良馬場◯:瞬発力あり高速決着OK。荒れ馬場もこなせるが良~稍重ベター | A(好調) | GIIIで好走も勝ち切りには至らず勝負弱さ懸念。関東馬で長距離輸送が当日テンションに影響する可能性 | A |
| ゾロアストロ(▲) | 1枠1番 | 差し | 東スポ杯2歳S 2着→サウジアラビアRC 3着と重賞で連続3着以内。安定した末脚で格上相手にも健闘。 | 芝1800◯:左回り東京1800mで実績。京都コースは初だが距離適性は高い | 良馬場◎:切れる脚が武器で高速馬場OK。荒れ芝△:軽い走りで荒れた内は不安 | B+(良化) | 初の右回り・輸送が課題。反応がワンテンポ遅い面があり、小回りで置かれるリスク。鞍上が短期免許外国人で手が合うか | B |
| ローベルクランツ(△) | 8枠9番 | 先行 | 未勝利勝ち後、東スポ杯2歳Sは入れ込みが響き凡走。リフレッシュ放牧明けで馬体成長し状態は落ち着き◎。 | 芝1800◯:東京1800で敗退も能力発揮できず参考外。本来は中距離向き | 良馬場◯:切れるタイプではないが高速決着に対応した経験あり。荒れ芝◯:大跳びでパワーもある | A-(良好) | 重賞実績がなく、折り合い難の気性リスクが残る。外枠から前に行きたい馬が多くポジション取りに脚を使うと末脚鈍る可能性 | B |
| ショウナンガルフ(△) | 8枠8番 | 差し | 札幌2歳Sを勝利しGIII馬に。休み明けのホープフルS(GⅠ)では+20kgで14着惨敗。実力自体は高い。 | 芝1800◎:重賞勝ち距離。ワンターンは初だが広いコース向きの末脚タイプ | 良馬場◯:早い流れで切れる。荒れ芝△:綺麗な馬場でこその印象 | B(仕上改善) | 前走大敗のダメージ不明。初の関西遠征と初コースで戸惑いも。末脚勝負になれば巻き返し十分だが、先行策では持ち味半減か | B |
| コレオシークエンス(△) | 6枠6番 | 逃げ | 前走新馬戦(中京芝2000m)を逃げて2馬身差快勝。無傷1戦1勝でここに挑む。浜中騎手も追い切りで好評価。 | 芝1800◯:未知数も長めの距離で良さが出た。軽い京都芝への適応がカギ | 良馬場◎:長くいい脚を使うタイプで瞬発力勝負OK。荒れ芝△:キャリア浅く不明 | A(好気配) | 経験1戦のみで厳しい流れを経験していない。昇級戦で同型とのハナ争いが激化すると脆さを露呈する可能性 | B |
| ラフターラインズ | 7枠7番 | 差し | 3戦1勝2着1回。こうやまき賞(1勝クラス)2着など掲示板外無しと安定。切れる末脚が武器。 | 芝1800△:東京・中京マイル中心。距離延長は未知数も血統的に対応可能 | 良馬場◎:キレ味活きる。荒れ芝△:まだ非力な面もあり外伸びなら多少カバー | B(まずまず) | 牝馬で斤量55kgとはいえこの相手で力比べは分が悪い。展開頼みの面があり、スローになると届かない恐れ | C |
| ストームゲイル | 5枠5番 | 先行 | 2歳未勝利→阪神2000m未勝利戦を連勝し2連勝中。キャリア3戦と伸び盛り。 | 芝1800◯:京都・阪神で勝利経験。切れより長くいい脚で対応 | 良馬場◯:平坦で先行粘り込み向き。荒れ芝◯:パワータイプで気にしない | B(順調) | オープン初挑戦で相手強化。決め手比べでは見劣りし、展開利が欲しい。吉村騎手も重賞経験が少なく減点 | C |
| サトノアイボリー | 3枠3番 | 差し | 中京芝2000m新馬戦を快勝。その後自己条件で掲示板止まりも、一戦ごとにレース慣れ。 | 芝1800◯:ワンターン歓迎。距離適性高く対応可能 | 良馬場◯:高速決着経験不足も血統的に問題無し。荒れ芝△:繊細な面があり割引 | B(平行線) | デビューから間隔詰めて使われ上積み疑問。気性面に幼さ残り、重賞の流れで力みが出ると不発も | C |
※脚質はJRAデータや戦績を参考に分類しています。表中の総合評価は当レースに向けた各馬の総合力をA~Cでランク付けしたものです。
【◎本命】2枠2番 エムズビギン
重賞初挑戦でも勝ち負け必至と見る。本馬は新馬戦こそ2着だったが、続く未勝利戦で危なげなく押し切り、素質の高さをアピール。セレクトセールで5億9000万円(税抜)の値が付いた超良血馬で、キャリア2戦の身ながら既に完成度が高い。大型でパワフルな走りから、荒れた馬場でも能力を発揮できるのは強み。最終追い切りは栗東ポリトラックで単走ながら終始楽な手応えで軽快に駆け、6F85.3−11.5の好時計を記録。友道師も「使うたびに良くなっている。能力は高い馬」と手応えを示し、川田騎手も「いい馬ですね」と評価。今回はメンバーが強化されるが、それでも互角以上の素質と仕上がりを感じる。道中は好位のインで運び、直線で進路を確保できれば末脚は確実に伸びるはず。総合力で上回る本命馬として連対期待が大きい。
【○対抗】4枠4番 ゴーイントゥスカイ
完成度の高さと展開適性を評価して対抗。デビュー戦をクビ差で制し、前走の京都2歳Sではスタート直後に他馬に寄られる不利がありながらも、勝ち馬に0.2秒差まで食い下がる3着。重賞初挑戦でも実力を示した。大型スクリーンが設置された京都内回りで外枠から終始外々を回らされるロスがありつつ崩れなかった内容は秀逸で、鞍上の荻野極騎手も「長くいい脚が使えてメンタルもブレない」と称賛。今回は広い京都外回りコースに替わり、「大きいストライドで走るこの馬には外回りの方が競馬はしやすそう」と好材料。追い切りでは栗東CWコースでラスト1F11秒2の鋭い伸びを見せ、状態も万全だ。展開面でも先行有利な馬場を味方に、道中は先団の外めでスムーズに立ち回れる。直線平坦の京都なら押し切りも狙えるだけの持久力があり、逆転の可能性まで十分だ。
【▲単穴】1枠1番 ゾロアストロ
実績最上位の実力馬だが、不確定要素を考慮して▲評価。2歳秋は重賞を2戦して東京スポーツ杯2歳S2着、サウジアラビアRC3着と世代トップクラスの走り。ただ今回は初めての右回りかつ長距離輸送で関西圏への遠征と、未知の条件が重なる点がカギとなる。宮田調教師は「機動力が求められる舞台で踏み遅れない競馬をさせたい」とコメントしており、小回りコースでの立ち回りに課題がある様子。それでも最終追い切りでは美浦南Wコースで力強い動きを見せ、走りに重厚感が増す成長をアピール。折り合いに不安がない自在性と確かな末脚が武器で、道中インでロスなく運べれば直線で馬群を捌いて伸びてくるだろう。鞍上は短期免許の北欧出身T.ハマーハンセン騎手となるが、ここで積極的な競馬をすれば初タイトルのチャンスもある。未知の条件を克服できれば勝ち負けできる地力があり要警戒。
【△連下】8枠9番 ローベルクランツ
前走は入れ込みが激しく力を発揮できなかったが、能力の高さは評価して押さえたい。東スポ杯2歳Sでは好位につけたものの道中ずっと行きたがり、直線手前で余力をなくす惜敗。しかし放牧先でリフレッシュされ、カイバ食いも改善して成長。松山騎手も「高く評価している」と素質を買っており、巻き返しに色気十分だ。最終追い切りは栗東CWで単走6F86秒3と平凡時計だが、折り合い重視でリラックスした走りを見せ反応良好。広い京都外回りでスムーズに先行できれば粘り込み可能なスタミナを持つ。課題は気性面で、当日落ち着いて臨めるかが鍵。枠順は最外だが、馬場の良い外目を通れる利点もある。能力開花すれば上位進出もあり得る一頭だ。
【△連下】8枠8番 ショウナンガルフ
2歳夏の札幌2歳Sを勝ち、世代重賞ウイナーの実績は見逃せない。休み明けの前走ホープフルS(GⅠ)は+20kgと太目残りで14着と大敗したが、叩いた効果で大幅な体絞りに成功。北村助手も「体を絞っています」と仕上がり向上を明言している。最終追い切りは栗東坂路でいっぱいに追われ自己ベストを更新し、動きにキレが戻った。京都芝は初めてだが、直線平坦の外回りコースで持ち味の末脚を存分に発揮できるはず。展開は先行勢が飛ばせば差し届くし、スローなら早め進出の柔軟策も可能な器用さもある。横山和生騎手は関西遠征でも実績豊富で心強い。一変の可能性に備えて押さえておきたい。
【△連下】6枠6番 コレオシークエンス
キャリア1戦1勝の未知数だが、潜在能力の高さに期待する。デビュー戦は中京芝2000mで序盤からハナを奪うと、マイペースで逃げて直線でも後続を突き放す圧勝劇。佐藤悠調教師が「一戦ごとに良くなるタイプ」と評し、浜中騎手も2週続けて追い切りに騎乗して感触を確かめる熱の入れよう。最終追い切りでも併走馬に2馬身半先着し、ラスト1F11秒6の鋭い伸び。柔軟性があり大跳びの走法は京都コース向きで、前走同様にハナへ行ければしぶとく粘り込む可能性が高い。重賞の厳しい流れや多頭数の揉まれがない点はリスクだが、すんなり自分の形に持ち込めれば実力以上のパフォーマンスを引き出すかもしれない。大駆けの魅力を秘めた一頭として警戒したい。
【買い目例】
- 馬連: 2–4・1・9・8・6
(本命◎2番エムズビギンから対抗○4番ゴーイントゥスカイ、単穴▲1番ゾロアストロ、本命と8番ショウナンガルフへの流し)各種 - ワイド: 2–4・1・9・8・6
- 三連複: 2–(4・1)–{4・1・9・8・6}
(2頭目に○▲、3頭目に○▲△3頭のフォーメーション。計6点)
【参照情報】
- 競馬の魅力「きさらぎ賞2026 出走馬・予想オッズ・騎手」2026年2月5日
- スポーツニッポン「京都競馬場・馬場情報」2026年2月1日
- サンケイスポーツ「きさらぎ賞 枠順確定」2026年2月6日
- サンケイスポーツ「きさらぎ賞 厩舎の話」2026年2月6日
- サンケイスポーツ「きさらぎ賞 追い切り」2026年2月5日
- 日刊スポーツ「エムズビギンがパフォーマンスアップ!」2026年2月5日

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