7月17日時点でJRAの出馬表は13頭立てで確定済みです。金曜正午現在の函館芝は良、Bコース使用、3コーナーから正面直線の内側に傷みがある状態。一方で天気は、JRAの週間情報では土日とも晴れ見込みですが、外部の天気予報では7月18日に強いにわか雨、19日も雨の可能性が示されており、当日の芝は良想定を本線にしつつ、少しでも降れば稍重寄りまで含めて考えたいレースです。なお、JRAの「調教動画ほか」ページ本文は7月18日午前掲載予定とされているため、調教評価はJRAの公開予定情報に加え、JRA-VANや複数メディアの当週診断を突き合わせて総合判断しました。
結論
本命:6枠9番 イモージェン
函館芝1200の新馬戦を4番手から差し切り、上がり33.6。先行勢が多い今年の並びで、控えて脚を使える点が大きいです。最終追いも芝5F63.5-1F11.5で評価S。連対軸として最も納得感があります。
対抗:8枠13番 ロンドンガーズ
阪神新馬1200を1分08秒2で押し切ったスピードは世代上位級。最終追い切りも函館芝で終い11.4、JRA-VANでも動きの評価が高く、外枠からでも好位確保なら連対圏です。
単穴:8枠12番 ダイメイビッグボス
函館芝1200の稍重新馬を6番手から差し切っており、馬場悪化まで含めて対応しやすいタイプ。外枠優勢のデータとも合い、差す形を経験済みなのは今年の組み合わせで強みです。
連下(ヒモ)①:2枠2番 ダイシンドラゴン
函館芝1200を使って新馬5着から未勝利1着へ前進。好位で運べるので展開負けしにくいです。
連下(ヒモ)②:7枠11番 シグレ
新馬は逃げて6馬身差。完成度とスピードは高く、馬場が少しでも渋るなら評価を上げたい1頭です。
連下(ヒモ)③:5枠7番 ショウナンカノア
函館芝1200未勝利を3番手から1分08秒8で差し切り。前走内容は優秀で、外すなら怖いタイプです。
レースのポイント
函館芝1200メートルは2コーナー奥のポケット発走で、3コーナーまで約490メートル。前半は緩やかな上り、直線は262.1メートルと短く、洋芝で消耗しやすい一方、よほど前がバテなければ後方一気は決まりづらいコースです。求められるのは単純な瞬発力より、先行力とタフさを両立した短距離適性です。函館の枠順・脚質・馬場を含めた全体像は、函館競馬場の特徴と予想のコツでも整理しています。
7月17日正午現在の函館芝は良、含水率はゴール前15.3%・4コーナー15.0%、Bコース使用で3コーナーから正面直線の内側に傷みがあります。主流見解は「良馬場継続」ですが、別見解としては気象予報で18日に強いにわか雨、19日も雨の可能性があり、洋芝らしく少しでも水分が残ればパワー型が浮上しやすい状況です。良なら芝新馬組優勢、稍重寄りならダート実績馬やパワー血統の押し上げがありそうです。当日の内外の伸びを判断する手順は、馬場傾向の読み方も参考にしてください。
今年の勝ちパターンは、ハイレベルな先行争いを好位の外目で受けつつ、4コーナーで前を射程に入れられる馬です。JRA-VANの過去10年分析でも、前走で逃げた馬より、前走で先行していた馬が勝ち切りやすく、前走1000メートルや別距離からの臨戦も軽視できません。勝ち切り候補は「逃げ一辺倒ではない短距離馬」と見たいです。
展開予想
想定隊列は、逃げ候補がセタキト、フェリチタ、クロリス、ノリヤンモーニン、シグレ、ロンドンガーズ。先行・好位にダマスク、ダイシンドラゴン、アルテクィーン、ウンスイ、ショウナンカノア、イモージェン。差しにダイメイビッグボス、後方一気に徹したいタイプはほぼ不在、という並びです。過去走の通過順を見ても、今年は前で競馬したい馬がかなり多く、序盤から隊列が固まりにくい組み合わせです。
ペースはM寄りのHを想定します。函館1200は前有利の舞台ですが、今年はハナ候補が明確に多く、特に外の11シグレ、13ロンドンガーズ、さらに10ノリヤンモーニンまで前へ行くと、内の3セタキト、5フェリチタも簡単には引けません。こうなると、単純な逃げ切りより、好位差しタイプのほうが最後に余力を残しやすいです。逃げ候補の数と各馬の位置取りを組み合わせる考え方は、脚質と展開予想の基本で詳しく解説しています。
枠順の有利不利で見ると、過去10年では勝ち馬10頭のうち8頭が5枠から8枠。外寄りが勝ち切りやすい一方、3着馬は1枠から4枠に集中しており、外から勝ち馬候補、内から相手候補という見立てはしやすいレースです。今年の並びでも、外の9イモージェン、12ダイメイビッグボス、13ロンドンガーズは競馬しやすく、逆に1〜5枠の逃げ候補は先行争いで脚を使わされる危険があります。
各馬の評価
近走欄は、2歳夏のため公開戦績が1〜2走の馬が大半です。確認できた範囲のみ整理しています。
印ごとの深掘り
◎ 6枠9番 イモージェン
本命はイモージェンです。最大の根拠は、今年のメンバー構成に対して最も競馬がしやすい脚質にあります。新馬戦は函館芝1200で4番手から運び、直線でしっかり差し切って1分09秒0。単に勝っただけでなく、前を見ながら脚を使えた点が大きく、逃げ・先行候補が多い今年の函館2歳Sでは再現性の高い形でした。JRA-VANの過去分析でも、前走で逃げた馬より前走先行勢のほうが勝ち切りやすく、逃げ一本の馬が多い年ほど好位差し型に利が出ます。最終追い切りは函館芝で5F63.5、終い11.5とこのメンバーでも目立つ内容。うましるの評価はSで、動きの良化幅も大きいとされました。懸念は442キロと小柄な点ですが、馬場が極端に悪化しないなら、展開・調教・コース経験の総合点で連対軸に最も置きやすい1頭です。軸馬を決める際の確認項目は、本命馬の決め方にもまとめています。
○ 8枠13番 ロンドンガーズ
対抗はロンドンガーズです。阪神新馬1200を1分08秒2で押し切った初戦の数字だけでも目を引きますが、今回さらに評価したいのは、函館入り後の調整で「控える形」も意識している点です。JRA-VANの追い切りジャッジでは、追走から差し切る最終内容が高く評価され、うましるでも最終追い切りS。函館芝で5F65.7、終い11.4なら、単なるスピード馬ではなく、実戦で脚を使い直せる可能性があります。外枠はこのレースの勝ち馬傾向とも合っています。懸念は442キロの馬格と、外部評価でも指摘のある雨馬場への適性差です。土曜の雨が想定以上に残るなら少し評価を下げたいですが、良〜稍重までなら能力上位として連対圏は十分です。
▲ 8枠12番 ダイメイビッグボス
単穴はダイメイビッグボスです。新馬戦は函館芝1200の稍重で6番手から差し切り。小回り短距離で後ろから差すのは簡単ではなく、そこを押し上げて勝ち切った点に価値があります。今年は逃げ候補がかなり多く、最も展開利を受けやすいのはこの馬のような差し寄りのタイプです。JRA-VANの過去分析でも、前走差しの馬は少数ながら勝ち馬候補に挙げられており、外寄りの枠が勝ち切りやすい傾向とも合います。1週前追い切りは美浦Wで自己ベスト級、最終こそB評価で伸びに物足りなさは残りましたが、前走時も派手な調教時計で勝ってきたタイプではありません。良でも稍重でも拾える柔軟さがあり、連対圏への一撃に期待したいです。
△ 2枠2番 ダイシンドラゴン
ダイシンドラゴンは連下の最上位です。函館芝1200を使われて新馬5着から未勝利1着へ前進しており、コース経験値と上積みの両方があります。未勝利戦は3番手から運んで押し切る形で、前を見ながら競馬できた点も好材料です。調教はA評価で、派手な時計は出さなくても前向きな動きが目立つとされており、仕上がり面も不安なし。ただし446キロで、JRAの過去データ上は450キロ未満の上位人気馬がやや信頼しづらい点は割引材料。勝ち切りまではどうかでも、相手には入れておきたい1頭です。
△ 7枠11番 シグレ
シグレは能力だけなら上位争い濃厚です。新馬戦は函館芝1200で逃げて6馬身差の圧勝。JRAの出走馬情報でも武豊騎手が走りを高く評価しており、東スポでも「馬場が渋ってもいいタイプ」と見られています。最終追い切りもA評価で、状態面の大きな不安はありません。ただ、今年の組み合わせで気になるのは控える形を経験していないことです。前走逃げ切り型が多いメンバーで、自身も440キロと大柄ではなく、外のロンドンガーズや内外の同型とやり合う形になると最後の粘り比べで甘くなる可能性はあります。能力で残す絵は十分あるので、評価は落としすぎず連下で押さえます。
△ 5枠7番 ショウナンカノア
ショウナンカノアは穴目の押さえに向く1頭です。前走の函館芝1200未勝利は3番手から差し切って1分08秒8。時計、位置取り、内容のバランスが良く、単なる展開利では片づけにくい勝ち方でした。デビュー戦は6着でも、同じ函館1200で一度使ってガラッと変わっており、レース慣れの上積みは見込めます。馬体も464キロあり、JRAの過去データ上は小柄な人気馬より買いやすいゾーンです。半面、中1週での再戦で調教評価はB止まり。上位3頭ほどの調教迫力までは感じないため、勝ち切り候補ではなく3列目、相手本線で扱いたいです。
買い目
馬連
9-13、9-12
押さえで 9-2、9-11、9-7
ワイド
9-13、9-12 を本線
押さえで 9-2、9-7
三連複フォーメーション
9-(12,13)-(2,7,11,12,13)
馬場悪化時の追加候補
雨が想定以上に残るなら、3列目に10ノリヤンモーニン、8クロリスを足したいです。両馬ともダート実績があり、渋った洋芝で浮上余地があります。## 参考情報


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