2026年8月28日更新。8月30日(日)新潟8R・第62回新潟記念(GIII、芝2000m・左外)の最終予想です。JRAの確定枠順、近走、最終追い切り、金曜時点の馬場情報、日曜の雨予報を照合し、人気や予想オッズを材料にせず「1~2着に入る再現性」を軸に評価しました。
この記事の前提
8月28日正午の新潟芝は良、Aコース使用、クッション値10.0です。一方、30日は複数の天気予報が雨を見込んでいます。雨量と降り始める時刻で結論が変わるため、買い目は良~稍重を基本線とし、重馬場まで悪化した場合の修正案も併記します。馬場状態・出走取消・馬体重は当日のJRA発表を必ず確認してください。
新潟記念2026予想の結論
- ◎本命:7枠8番 ダノンシーマ
全10戦で3着以内を外していない安定感、白富士Sの芝2000m勝ち、目黒記念3着を評価。57kgで川田将雅騎手が継続騎乗し、好位~中団から長く脚を使える。 - ○対抗:3枠3番 ロデオドライブ
NHKマイルCを後方から上がり33秒3で差し切った末脚が魅力。初の2000mは課題だが、重馬場の新馬戦を勝った経験と良好な最終追い切りから連対候補に置く。 - ▲単穴:8枠11番 ステレンボッシュ
エプソムC2着で古馬牡馬相手にも切れ味を示した。56kg、最終追い切りA評価。外枠から急がせず運べる点はプラスだが、雨量が増えた場合の決め手低下には注意する。 - △連下:4枠4番 ドゥレッツァ
G1級の能力と最終追い切りの動きは最上位。約10か月ぶりの実戦、59kg、2000mの忙しさを考慮して連下に留めるが、道悪がスタミナ戦になれば評価を上げたい。 - △連下:5枠5番 ゾロアストロ
きさらぎ賞1着、東京スポーツ杯2歳S2着。55kgと中枠は魅力で、1週前追い切りも優秀。皐月賞12着からの立て直しと初の古馬相手が課題。 - △連下:8枠10番 バレエマスター
5月の新潟大賞典で同じ外回り2000mを12番手から上がり33秒4で2着。今回は57kgだが、コース適性が明確な穴候補として押さえる。
レースのポイントは3つ
1. 直線658.7mでも「後ろにいれば届く」わけではない
新潟芝2000m外回りは、Aコースで1周2223m、最後の直線は658.7mです。長い直線だけが注目されがちですが、3~4コーナーの下りで自然に加速し、直線入口の位置と余力が結果を左右します。前半が遅ければ先行馬も速い上がりを使えるため、追い込み一辺倒は危険です。JRAのコース概要は新潟競馬場コース紹介で確認できます。
2. Aコース内側の傷みと雨の組み合わせ
JRAが8月28日に公表した情報では、芝は良、Aコース使用、クッション値10.0。全周の内側に傷みがあり、特に向正面から内回り3コーナー、正面直線の傷みが大きい状態です。新潟記念は外回りですが、正面直線の進路選択には影響します。日曜は雨予報のため、直線で内を避けて馬場中央~外へ持ち出す馬が増える可能性があります。最新値はJRA馬場情報を参照してください。
3. 明確な逃げ馬が少なく、仕掛けの判断が重要
近走で常に逃げるタイプは不在です。1番ボーンディスウェイ、2番サヴォーナ、4番ドゥレッツァ、6番チェルヴィニアのいずれかが前を取っても、序盤から競り合う可能性は高くありません。良馬場ならスロー寄りのミドル、雨で馬場が重くなれば時計は遅くても消耗度の高いミドルと想定します。
雨で評価はどう変わるか
| 想定馬場 | 上位評価 | 重視する要素 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 良~稍重 | 8 ダノンシーマ、3 ロデオドライブ、11 ステレンボッシュ | トップスピードと長い直線での持続力 | スローの前残り |
| 稍重~重 | 8 ダノンシーマ、4 ドゥレッツァ、3 ロデオドライブ | スタミナ、道悪経験、折り合い | 外を回す距離損 |
| 重~不良 | 4 ドゥレッツァを格上げ、2 サヴォーナを再検討 | 切れ味より持続力とパワー | 当日気配を最優先 |
8月28日夜時点では、新潟市の30日予報に「曇のち雨・降水確率80%」または「雨・90%」という幅があります。これは馬場悪化を断定する材料ではなく、当日まで変わり得る予報です。参考:新潟市の天気、ABC天気予報・新潟。
展開予想(枠順×脚質)
- 先頭~好位:1 ボーンディスウェイ、2 サヴォーナ、4 ドゥレッツァ、6 チェルヴィニア
- 好位~中団:8 ダノンシーマ、3 ロデオドライブ、5 ゾロアストロ、11 ステレンボッシュ
- 中団後方~追い込み:7 ジュンブロッサム、9 アーバンシック、10 バレエマスター
ペース想定はS~M。内の1番、2番が主導権を取り、4番と6番が無理なく続く形を想定します。本命8番ダノンシーマは前を見ながら運び、3~4コーナーの下りで置かれずに加速できる位置が理想です。3番ロデオドライブは距離延長で折り合いを優先するため、中団より後ろになる可能性があります。直線だけで差し切ろうとすると前残りのリスクがあり、ルメール騎手がどの時点で射程に入れるかが鍵です。
雨で馬場が重くなる場合は、直線入口まで動かず温存する馬が増えます。ただし、全馬が外へ進路を求めれば、外枠が自動的に有利とは限りません。内で距離を稼ぎ、直線で傷みの少ない場所へ出せる馬が最も効率よく運べます。
全11頭の評価
| 印 | 馬名 | 枠・馬番 | 脚質 | 近3走の要点 | 適性・状態 | 不安材料 | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ボーンディスウェイ | 1枠1番 | 自在 | 七夕賞5着、目黒記念11着、大阪―ハンブルクC6着 | 2000m経験豊富。最終追い切りB | 決め手比較と内の傷み | C+ | |
| サヴォーナ | 2枠2番 | 先行 | 七夕賞10着、福島民報杯1着、AR共和国杯8着 | 2000mの持続戦は合う | 最終追い切りC、前走失速 | C+ | |
| ○ | ロデオドライブ | 3枠3番 | 差し | NHKマイルC1着、NZT2着、1勝クラス1着 | 4戦すべて連対。最終追い切りA | 初2000m、初の古馬相手 | A |
| △ | ドゥレッツァ | 4枠4番 | 好位 | 京都大賞典8着、宝塚記念9着、ドバイシーマC3着 | G1級。最終追い切りS | 約10か月ぶり、59kg | A- |
| △ | ゾロアストロ | 5枠5番 | 差し | 皐月賞12着、きさらぎ賞1着、東スポ杯2歳S2着 | 55kg、1週前の動き良好 | 初古馬、皐月賞から4か月 | B+ |
| チェルヴィニア | 6枠6番 | 好位~差し | VM16着、中山記念5着、マイルCS10着 | G1実績は最上位級 | 近走と最終追い切りC | B | |
| ジュンブロッサム | 6枠7番 | 追込 | 関越S9着、エプソムC9着、ダービー卿CT11着 | 前走上がり32秒0。追い切りB | 58kg、2000m適性 | C+ | |
| ◎ | ダノンシーマ | 7枠8番 | 好位~差し | 目黒記念3着、阪神大賞典3着、白富士S1着 | 2000m勝ち、全10戦3着内 | 距離短縮への対応 | A |
| アーバンシック | 7枠9番 | 追込 | 金鯱賞14着、香港ヴァーズ10着、天皇賞秋5着 | 東京2000mで上がり32秒2。追い切りA | 5か月半ぶり、59kg | B+ | |
| △ | バレエマスター | 8枠10番 | 追込 | ジューンS6着、新潟大賞典2着、福島民報杯7着 | 同コース実績明確。追い切りB | 今回は57kg、展開待ち | B+ |
| ▲ | ステレンボッシュ | 8枠11番 | 差し | 安田記念10着、エプソムC2着、中山牝馬S7着 | 1800mで古馬牡馬と接戦。追い切りA | 大外、雨で切れ味低下 | A- |
枠順・斤量・近走成績はJRA公式出馬表で照合。調教評価は公開時計・映像に基づく複数媒体の見解を比較し、当記事内でA~Cに整理しています。
印を付けた6頭の深掘り
◎7枠8番 ダノンシーマ
連対軸として最も重視したのは、条件が変わっても崩れていない点です。白富士Sでは東京芝2000mを1分57秒0、上がり32秒7で勝利。続く阪神大賞典は3000mで3着、目黒記念は2500mで勝ち馬とタイム差なしの3着でした。距離短縮は課題ですが、2000mの速い決着に対応した実績があるため、「長距離馬だから忙しい」と単純には割り引きません。
最終追い切りは栗東坂路4F55秒5-1F12秒8と軽め。1週前のCWではラスト11秒1まで伸ばしており、新潟への輸送と暑さを考慮した調整と解釈できます。極端な上積みより、好状態を維持して本番へ向かう過程です。雨で時計が掛かればスタミナが生き、良馬場でも白富士Sの再現が可能。直線入口で前との差を広げられないことが連対の条件です。
○3枠3番 ロデオドライブ
NHKマイルCは14番手から上がり33秒3を使い、1分31秒5で差し切りました。4戦3勝2着1回で底を見せておらず、直線の長いコースでのトップスピードはメンバー上位です。新馬戦は重馬場の中山芝1600mで勝っているため、雨が降っただけで評価を下げる必要はありません。
最大の不安は初の2000mと57kgです。最終追い切りでは美浦W5F67秒5-1F12秒1。時計を狙わず、前後に馬を置いて折り合いを確認し、調教師も状態面は問題ないと説明しています。2000mで同じ末脚を使える保証はないため本命ではなく対抗。前半で力まず、中団で脚をためられれば連対まで期待します。
▲8枠11番 ステレンボッシュ
前々走エプソムCでは3~7番手から上がり33秒1で2着。古馬牡馬相手の1800mで勝ち馬とタイム差なしなら、2000mへの延長にも対応可能と見ます。安田記念10着はマイルG1の速い流れで結果が出ませんでしたが、今回のS~M想定なら追走に余裕が生まれます。
最終追い切りは美浦ポリトラック5F67秒3-1F11秒9。1週前にウッドで負荷を掛け、当週は馬なりで動きを整えました。大外11番は距離損が課題ですが、少頭数で包まれにくく、直線の進路を選びやすい利点もあります。降雨量が多く、瞬発力よりパワーを強く求められる馬場なら評価を一段下げます。
△4枠4番 ドゥレッツァ
菊花賞1着、ドバイシーマクラシック3着の能力は説明不要です。最終追い切りは美浦W6F80秒9-1F11秒1。1週前にも6F81秒8-1F11秒1を計時し、約10か月ぶりでも十分な負荷を掛けられています。複数の追い切り診断で最上位評価となった点は見逃せません。
一方、今回は59kgで、2025年10月の京都大賞典以来の実戦です。新潟2000mの速い上がり勝負は、2400m以上で強みを示してきた本馬には忙しい可能性があります。良馬場のスローなら取りこぼしを考え、道悪でスタミナ勝負なら○級まで引き上げるのが妥当です。
△5枠5番 ゾロアストロ
きさらぎ賞では中団から上がり33秒3で勝利し、東京スポーツ杯2歳Sも上がり32秒7で2着。長い直線でギアを上げる形は新潟外回りに合います。皐月賞12着でも勝ち馬とは1秒0差で、初の中山2000m、G1の流れを経験したこと自体は今回に生きます。
1週前追い切りは美浦W6F81秒3-1F11秒0で、ステレンボッシュに先着。最終はポリトラックで4馬身追走して半馬身差まで詰めました。55kgと中枠は魅力ですが、古馬との力関係は未知数。単勝的な期待より、差し脚を生かす3着候補として扱います。
△8枠10番 バレエマスター
5月の新潟大賞典では12番手から上がり33秒4を使い、勝ち馬と0秒1差の2着。同じ外回り2000mで直線の進路と加速に対応した実績は、今回の11頭で明確な強みです。7歳という年齢だけで評価を下げず、条件適性を優先します。
最終追い切りは栗東坂路4F55秒1-1F12秒6で併入。中間は坂路10本、ウッド5本と本数を確保しています。新潟大賞典の55kgから今回は57kgへ増える点と、後方待機で展開に左右される点が不安。馬場が極端に悪化し、速い上がりを使えない状況なら押さえまでです。
過去の関連記事から今回に生かすこと
「直線が長いから後方待機でよいとは限りません。先行馬が余力を残したまま直線へ向けば、差し馬も長い距離を追って届かないことがあります。」
今回も明確な逃げ馬が少ないため、この視点を重視します。差し馬の能力だけでなく、直線入口までに前との差を詰められるかが軸選びの基準です。
「長い直線で速い脚を持続した差し馬が上位を占めています。」
同コースの新潟大賞典では、バレエマスターが12番手から2着。予想時に無印として取り逃した反省から、今回は近走着順より同コースでの上がり持続力を評価しました。
「ロデオドライブは14-14から上がり33秒3で差し切り、高速馬場適性を発揮。」
ロデオドライブの末脚は強く評価します。ただし、今回は400m延長で道中のリズムが変わるため、NHKマイルCの結果をそのまま当てはめず、折り合いと仕掛けのタイミングを条件にしています。
買い目
点数を増やし過ぎず、8番ダノンシーマの連対を中心に組みます。以下は組み立て例であり、オッズ確定前のため資金配分は示しません。
- 馬連(5点):3-8、8-11、4-8、5-8、8-10
- ワイド本線:3-8、8-11
- ワイド押さえ:5-8、8-10
- 三連複(7点):8-(3、11)-(3、4、5、10、11)
重馬場まで悪化した場合:4番ドゥレッツァを○へ上げ、馬連4-8を本線候補にします。パドックで2番サヴォーナの気配が良ければ、8-2のワイドを追加する余地があります。反対に、良馬場で時計が速いままなら3番・11番を優先します。
新潟記念2026予想の最終まとめ
本命は7枠8番ダノンシーマです。2000mの高速決着と長距離重賞の両方で結果を残し、馬場が良でも悪化しても評価を大きく変えずに済む点を連対軸として重視しました。対抗はNHKマイルC勝ちの3枠3番ロデオドライブ、単穴はエプソムC2着の8枠11番ステレンボッシュです。
このレースで最も大きな変数は日曜の雨です。予想の印を固定的な答えとせず、当日の芝状態、前の芝レースで伸びた進路、馬体重を確認したうえで最終判断してください。
よくある質問
新潟記念2026の本命はどの馬ですか?
本命は7枠8番ダノンシーマです。全10戦で3着以内を外しておらず、東京芝2000mの白富士S勝ちと目黒記念3着を評価しました。
雨が降ったら本命を変えますか?
ダノンシーマの本命は維持する予定です。重馬場まで悪化した場合は、最終追い切りが良く、スタミナ実績のある4番ドゥレッツァを対抗へ上げます。
穴馬はどの馬ですか?
8枠10番バレエマスターです。5月の新潟大賞典で同じ新潟芝2000m外回りを2着しており、コース適性を評価しています。
参照・確認した情報
- JRA「新潟記念 出馬表」(2026年8月28日確認)
- JRA「馬場情報(新潟競馬場)」(2026年8月28日正午現在)
- JRA「第2回・第3回新潟競馬の馬場概要」(2026年7月20日現在)
- netkeiba「新潟記念枠順確定」(2026年8月28日公開)
- ウマニティ「ロデオドライブ最終追い切り」(2026年8月26日公開)
- うましる「新潟記念2026追い切り評価/全頭診断」(2026年8月27日公開)
- 新潟市の天気、ABC天気予報・新潟(2026年8月28日確認)
競馬を楽しむために:予想は的中を保証するものではありません。馬券の購入は20歳になってから。生活費を使わず、あらかじめ決めた範囲でお楽しみください。出走情報・馬場状態・オッズは主催者の最新発表を優先してください。

コメント