結論
- 本命(◎):6枠12番 エンブロイダリー – 4歳で昨年の桜花賞&秋華賞覇者。前哨戦の阪神牝馬Sを逃げて完勝しており、最終追い切りでも美浦坂路で馬なり53.6–38.7–24.7–12.0秒と気負いなく。東京マイルの長い直線で末脚を存分に発揮できるのは昨年のクイーンCで証明済み。自在性があり枠順も真ん中でロスが少ない。
- 対抗(○):4枠8番 カムニャック – 昨年のオークス馬で阪神牝馬Sはエンブロイダリーにクビ差の2着。前走は休み明けのうえ初マイルながら上がり33秒2で追い込んでおり、東京の長い直線はさらに合う。川田騎手はこのコースでの成績がやや物足りないものの、叩き2走目の上積みと差し脚に期待。
- 単穴(▲):4枠7番 クイーンズウォーク – 昨年のヴィクトリアマイル2着馬。金鯱賞では牡馬相手に勝利経験があり、左回り1‑1‑0‑0と崩れない。今年も金鯱賞からのローテで3着。主戦の川田騎手がカムニャックを選んだため西村淳也騎手へ乗り替わるが、長い直線に強い差し脚で馬券圏内に。
- 連下(ヒモ)①(△):5枠9番 ココナッツブラウン – 昨夏札幌記念2着など実力はある。坂路追い切り54.9–12.8秒と軽めの調整でも好時計で、調教師は「末脚の瞬発力なら引けは取らない」とコメント。東京マイルのベスト条件で差し脚が活きる。
- 連下(ヒモ)②(△):7枠14番 ジョスラン – 調教ではWコース6F83.4–1F11.6秒を馬なりで併入。前走は愛知杯4着と惜敗だが、叩き3走目で良化。戸崎圭太騎手は東京芝1600mで勝率・連対率上位でコンビも初ながら手応え良し。
- 連下(ヒモ)③(△):6枠11番 ボンドガール – 1勝馬ながら重賞2着が7回あり能力は高い。東京新聞杯で2着しており舞台適性は抜群。ムラはあるがハマれば上位の末脚。丹内騎手との手替わりで一発を秘める。
レースのポイント
- コース特徴/勝ちパターン – 東京芝1600mは向正面2コーナー出口がスタートで最初のコーナーまで約550m。長いバックストレートと525.9mの直線に高低差2.7mの急坂があり、スタミナと瞬発力が問われる。差し・追い込みが決まりやすく、短距離型より中距離型が走りやすい。
- 馬場の影響 – 当日は晴れ予報で降水確率10〜20%、気温28〜31℃と高め。Bコース使用で芝丈は野芝8〜10cm、洋芝14〜18cmの良馬場想定。今週のクッション値も標準で、前残りも差しも効くフラットな馬場。
- 展開のカギ – 逃げ・先行勢が少なくペースはミドル~ややスロー。阪神牝馬Sで逃げたエンブロイダリーが今回は好位からレースを進めそう。差し有利な東京マイルで外差しが決まりやすく、中団から鋭い脚を繰り出せる馬を重視。
展開予想(枠順×脚質)
- 隊列想定:
- 先行:1枠1番カピリナ、3枠6番ラヴァンダがハナを主張。エンブロイダリーは好位(3〜4番手)。カナテープやケリフレッドアスクは番手外目から。
- 中団:ワイドラトゥール、エリカエクスプレス、クイーンズウォーク、カムニャック、ココナッツブラウン、ジョスラン、ボンドガールが中団に控える。
- 差し・追い込み:チェルヴィニア、カナテープ、アイサンサン、ニシノティアモ、マピュース(マビース)、パラディレーヌ、ドロップオブライトが後方。
- ペース想定:スローペース〜ミドルペース。逃げ候補が手薄で、前半600mは35秒台中盤を想定。上がり勝負になりやすく末脚勝負へ。
- 有利不利:内外の差は小さいものの、好位でロスなく運べる中枠有利。直線で外から差せる7枠・8枠も悪くない。道中で前が塞がりやすい最内枠は注意。
各馬の評価表
| 印 | 馬名 | 枠・馬番 | 脚質 | 近走要点 | コース距離適性 | 馬場適性 | 調教評価 | 不安材料 | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ◎ | エンブロイダリー | 6枠12番 | 差し・先行自在 | 阪神牝馬Sを逃げて完勝。桜花賞・秋華賞勝ち。 | 東京1600mではクイーンC勝ち。 | 良馬場〇、坂でも粘り強い | 坂路53.6–12.0秒と好気配 | 前走勝ち馬の連対率やや低い | A |
| ○ | カムニャック | 4枠8番 | 差し | 阪神牝馬S2着、上がり最速33.2 | 東京コース経験少ないが長い直線向き | 良馬場◎ | 最終追い切りも軽快 | 鞍上川田の東京成績やや不安 | A |
| ▲ | クイーンズウォーク | 4枠7番 | 差し | 昨年ヴィクトリアマイル2着、今年金鯱賞3着 | 左回り1‑1‑0‑0と好相性 | 良馬場◎ | 調教で動き軽快 | 鞍上替わりで評価下げ | B+ |
| △ | ココナッツブラウン | 5枠9番 | 差し | 札幌記念2着など実績。前走小倉牝馬S3着 | 東京マイル初だが千六ベスト | 良馬場◎ | 坂路54.9–12.8と軽め | 成績にムラ | B |
| △ | ジョスラン | 7枠14番 | 差し | 愛知杯4着・阪神牝馬S 5着。伸びは上々 | 東京新聞杯3着あり | 良馬場◎ | Wコースで好時計 | ゲート難と位置取り | B |
| △ | ボンドガール | 6枠11番 | 追い込み | 重賞2着7回、秋華賞2着 | 東京新聞杯2着で適性高 | 良馬場〇 | 坂路で終い伸び良し | 1勝馬で勝ち切れない | B |
| カピリナ | 1枠1番 | 逃げ・先行 | 阪神牝馬S9着、ニューイヤーS1着 | 距離短縮で見直し | 良馬場〇 | 状態平凡 | 逃げ馬不利データ | C | |
| ワイドラトゥール | 1枠2番 | 先行 | 京王杯SC7着、愛知杯4着 | マイルより1400m向き | 良馬場〇 | 調教平凡 | 差し競馬で甘さ | C | |
| マピュース | 2枠3番 | 追い込み | 中京記念勝ち、近走不振 | 長い直線向き | 良馬場◎ | 調教やや軽め | 展開待ち | C | |
| エリカエクスプレス | 2枠4番 | 先行 | 阪神牝馬S5着 | 1600mベスト | 良馬場〇 | 坂路で好時計 | G1実績不足 | C | |
| ケリフレッドアスク | 3枠5番 | 先行 | 阪神牝馬S4着 | 東京マイル実績なし | 良馬場◎ | 調教上々 | 重賞で詰め甘い | C | |
| ラヴァンダ | 3枠6番 | 逃げ | 洛陽S2着、阪神牝馬S7着 | 1600m適性あり | 良馬場◎ | 調教工夫し変わり身狙う | ペース次第 | C | |
| カナテープ | 7枠13番 | 追い込み | NHKマイルC3着など3歳時好走 | 東京新聞杯6着 | 稍重より良の方が良い | 調教可も前走凡走 | 展開待ち | C | |
| アイサンサン | 7枠15番 | 差し | 中山牝馬S4着 | 距離短縮歓迎 | 良馬場◎ | 調教平凡 | 決め手不足 | C | |
| ニシノティアモ | 8枠16番 | 追い込み | ターコイズS3着 | 東京マイル不向き | 良馬場△ | 調教軽め | 末脚届かず | C | |
| パラディレーヌ | 8枠17番 | 追い込み | 中山記念3着 | 1600m短い | 重馬場向き | 調教普通 | 外枠と展開不利 | C | |
| チェルヴィニア | 8枠18番 | 差し | 阪神牝馬S3着、香港マイル11着 | 東京マイル初だが長い直線合う | 良馬場◎ | Wコースで11.3秒の終い | 外枠で捌き難しい | B |
印ごとの深掘り
◎エンブロイダリー(6枠12番)
前年の桜花賞・秋華賞を制した二冠牝馬で、今年は阪神牝馬Sから始動。前哨戦では最内枠から逃げて後続を完封し、自在性を見せた。東京マイルでは昨年のクイーンCを1分32秒2のレコードで勝っており、長い直線と急坂でも末脚が鈍らない。最終追い切りは坂路で馬なり53.6–38.7–24.7–12.0秒とリラックスしており、1週前のWコース併せではラスト11.1秒の鋭さで4馬身先着。仕上げに抜かりはない。ルメール騎手は東京芝1600mでのように勝率・連対率ともにトップクラス。前走勝ち馬はヴィクトリアマイルで連対率が下がるデータがあるが、近年勢いのあるノーザンファーム生産馬で、状態さえ整えば軸として信頼できる。
○カムニャック(4枠8番)
昨年のオークス・ローズSなどを制したスタミナ型。秋華賞こそ大敗したものの、前走阪神牝馬Sは休み明けかつ初マイルながら、最後方から上がり33秒2の脚でエンブロイダリーにクビ差迫った。今回は叩き2走目で状態は確実に上向き。東京コースは初だが長い直線の方が合い、オークスを制したスタミナもあるため不安は少ない。川田騎手は東京芝1600mでやや結果が出ていないものの、差し有利の馬場でうまく脚を溜めれば逆転可能だ。
▲クイーンズウォーク(4枠7番)
昨年のヴィクトリアマイルで外差しを決めて2着に入った実力馬。3歳時は三冠出走もあと一歩だったが、古馬になってから金鯱賞やローズSを勝ち、牡馬相手にも好走している。東京芝1600mは1戦1勝・2着1回で左回り適性は高い。今年も金鯱賞からのローテで3着に善戦しており、叩き2走目でさらに上向き。今回川田騎手から西村淳也騎手へ乗り替わる点が不安材料だが、末脚は健在で展開がハマれば連対も可能。
△ココナッツブラウン(5枠9番)
小倉牝馬S3着からの直行ローテ。昨夏の札幌記念で2着するなど牡馬相手にも好走があり、2000mまで対応できるスタミナを持つ。調教は坂路で4F54.9–1F12.8とソフト仕上げながら好時計で、上村調教師は「末脚の瞬発力なら引けは取らない」と自信を見せる。東京マイルは初めてだが、広いコースで末脚を生かせれば面白い。ムラなタイプで当日の気配を確認したい。
△ジョスラン(7枠14番)
今年は中山牝馬S5着、愛知杯4着と惜しい競馬が続いているが、昨年秋華賞2着や東京新聞杯3着など実力はある。最終追い切りは美浦Wで6F83.4–1F11.6を馬なりで併入し、1週前も好時計。戸崎騎手との初コンビは東京芝1600mの高い連対率から期待でき、差し馬向きの展開なら差し込んでくる。
△ボンドガール(6枠11番)
2歳新馬戦以来勝利がないものの、重賞で2着7回と善戦マン。昨年の東京新聞杯では後方一気で2着と東京マイル適性を示した。最終追い切りでは坂路で終い重点に伸び、丹内騎手に手綱が戻る。ムラがあるため過信は禁物だが、ハマった時の末脚は魅力的で穴候補として押さえたい。
買い目
- 馬連:12–8/12–7/12–9/12–14/12–11
- ワイド:12–8/12–7/12–14/8–7
- 三連複フォーメーション:12 – (8,7) – (8,7,9,14,11)
※点数や資金配分はオッズと相談しながら調整してください。
参照情報(媒体名+更新日)
- JRA公式出馬表(2026/05/13)
- 競馬ヘッドライン「ヴィクトリアマイル2026 最終追い切り評価」(2026/05/14)
- うましる「東京競馬場 芝1600mの特徴と攻略情報まとめ」(2026/02/01)
- うましる「ヴィクトリアマイル2026予想 本命馬3頭+穴馬2頭」(2026/05/15)
- 競馬天気「週末の馬場予想」(2026/05/15)
- 競馬天気ニュース「ココナッツブラウン追い切り記事」(2026/05/14)

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